生きるパワー

どの土地でもどの国でもそうだと思うが、生きる力を感じる場所というのは市場であり、その周辺の路地である。

那覇市にある牧志第一公設市場とその周辺は、噂にたがわず生きる力があちこちでぶつかりあっていた。

呼び込みの声と熱気と活気の固まりを全身に受けながら、あてもなく歩き回るのは、とても疲れるけれどもとても楽しい。

もちろん観光地だからここかしこが商売の顔で、その必死さが少し重荷に感じてはくるのだけれど、なあにそれも旅の香辛料だと思えば苦にならない。

呼び込みの圧力に負けてグルクンとハリセンボンを買い(どちらも魚である)、食堂で調理して貰った。グルクンは唐揚げ、ハリセンボンはヨモギの入ったみそ汁。

どちらも非常に旨い。体に優しい味で滋養が全身を駆け回る。

食事ですっかり体を温めてホテルに戻り、同じく市場の周辺で購入した泡盛をゆっくり飲むと、なんとも言えず幸せな気持ちになる。

旅の、至福が訪れる。
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 by myuji-namidabashi | 2006-01-09 20:01 | 路地裏紀行

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